本文へスキップ

トップページ > 署長あいさつ

TEL. 0165-23-0110

〒095-0015 士別市東5条5丁目1番地

署長あいさつ

平成30年9月「秋の全国交通安全運動と剣淵町開基120周年について」

士別警察署長 東 昇(あずま のぼる)


 

士別市、和寒町、剣淵町、幌加内町の皆さん,そして管内以外にも、このホームページをご覧の皆さまこんにちは。
 今年の夏は、極端に気温が高かったり、大雨・長雨で冷え込んだりと、体調を崩した方もいらっしゃったのではないでしょうか。
 農作物も人間同様に、高温や長雨に振り回され、収穫にも大きな影響が出ているようです。
 店頭に並んでいる野菜や果物の値段が、まあ高いこと。農家さんも大変ですが、単身赴任中で一消費者の私としても死活問題。野菜不足にならないように当分の間生活のやりくりをする日々が続きそうです。(^_^;)

◆秋の全国交通安全運動

 さて、9月21日(金)から同月30日(日)までの10日間、毎年恒例の「秋の全国交通安全運動」が実施されます。

 今年の運動重点は、

  • 子供と高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止
  • 夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗車中の交通事故防止
  • 全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底
  • 飲酒運転の根絶
  • スピードダウン

の5つです。
 また、9月30日(日)を

  • 「交通事故死ゼロを目指す日」

 と指定して、街頭啓発活動を1市3町の自治体や交通ボランティア、そして地域の皆さん方と一緒に行う予定です。

 残念なことに、今年の8月には、剣淵町で乗用車を運転する方が亡くなる交通事故が発生してしまいました。
 言い古された言葉ですが、交通事故は不意にやってくるものです。
 「車を運転しているとき」、「歩いているとき」、ある日突然、何の前触れもなく起きるのが交通事故というものです。
 誰も事故には遭いたくないし、起こしたくもありません。
 運転される方は「歩行者や自転車への思いやりの気持ち」、自転車や歩行者の方は「車への注意力」が交通事故防止に欠かせないのです。 

話は変わりますが、皆さんは夜行反射材を身に付けてますか?
 これから、どんどん日没が早くなります。夜間に自分の身を守る「お守り代わり」に、夜行反射材を是非とも身に付けてください。
 歩行者の方は衣服や鞄に、自転車を利用される方はタイヤのホールや泥除けに、それぞれのスタイルに応じて夜行反射材を取り付ける、又は身に付けてください。
一般的な夜行反射材や夜行シールはホームセンターや百円ショップなどで販売しています。

 また、桜の形をした反射材「サクラリフレクター」は士別市内の中学生(現高校生) がデザインしてくれた、とてもおしゃれで可愛らしいものとなっています。こちらは市内のデパートや剣淵町の「道の駅」でも販売されています。

 薄暮時間や夜間帯には、これらの夜行反射材を付けて、車の運転手さんに自分の存在をアピールしてください。身を守る有効な手立てとなりますので、よろしくお願いします。

◆「剣淵町開基120周年」について

 去る9月1日、剣淵町で開基120年記念式典が挙行されました。
 協賛事業として、北海道警察の音楽隊が町内の小学校会場で演奏会をするなど、お祝いに花を添えました。

 剣淵町は、1897年、明治30年天塩国上川郡に剣淵村として誕生し、以降、全国各地からこの地に移住された方々により、幾多の困難にも耐え、そして苦難を乗り越えられ、想像を絶するご努力により、現在の町が形(かたち)作られました。
 この地の礎(いしずえ)を築かれた先人の偉業に深い敬意と感謝の意を表するとともに、早坂町長をはじめ、町民の皆様方には、現在まで至る警察行政へのご理解と、ご協力に感謝申し上げます。
 併せて、剣淵駐在所に勤務する2人の警察官に対する温かいご支援とご協力をいただいておりますことを、改めまして深く感謝申し上げます。

 さて、剣淵町開基120周年に際しまして、今回は手前味噌でありますが、「剣淵駐在所の歴史とこぼれ話」について、お話しさせていただきます。

 現在の剣淵駐在所は警部補と巡査部長の2名体制ですが、その始まりは、遠く明治33年西暦1900年すなわち、開基3年まで遡ります。
 旭川警察署剣淵分署として建物がつくられ、当時は広く、和寒以北及び中川郡一円を管轄区域としていました。
 大正7年には、旭川士別警察分署剣淵巡査駐在所と名称が改められ、その頃、澱粉や木材産業の好景気などにより、人口も増加して町が急激に発展いたしました。

 町の発展は、同時に飲食店における客同士の喧嘩や、当時最大148あった澱粉工場工員と住民とのトラブルを招き、一時治安が悪化いたしました。
 こうした背景から、剣淵巡査駐在所のほか、
 大正8年には、東剣淵巡査駐在所
 大正11年には、西剣淵巡査駐在所
が開設され、最大3つの駐在所が稼働することとなり、その頃のの活気や息づかいが駐在所の数にも反映されていました。

 当時、このあたりの土地は泥炭地で、ぬかるみだらけであり、警察官は悪路をひたすら長靴で歩いて現場に向かったり、住民の戸籍調査(現在の巡回連絡)等を行っていたそうです。
 これを見るに見かねた地域住民から、駐在さんのためにと自転車を1台寄贈されたという逸話も残っています。

 このように警察史の一コマを取り上げましても、先人達のご苦労が垣間見えられるところです。
 開基120周年記念式典を終え、これから新たな未来に向かってスタートを切られた剣淵町と町民の皆様方に、士別警察署は署員一同、微力ながらエールを送らせていただきます。

 少しずつ寒さが増す季節となりました。
 どうか皆さま、お体に気を付けて、毎日を元気にお過ごしください。

     

平成30年9月
旭川方面士別警察署長
東 昇